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いつまで経っても閉まらない月次決算…税理士が明かす「真の早期化対策」とは

2ヶ月遅れの月次決算が、経営判断を遅らせている・・・

「先月の数字、まだ出ないの?」――経営者のこんな声に、経理部門が答えられない。

多くの企業で、月次決算が翌月末、ひどい場合は翌々月にずれ込んでいます。

その間、経営者は「勘」で意思決定を迫られ、資金繰りの見通しも立たず、決算対策のタイミングを逃してしまう…。

 

本記事では、アクタスグループの税理士・荒木氏が実際の改善事例をもとに解説した、

月次決算早期化の本質的なアプローチについてウェビナー配信を致しました。
(ウェビナーアーカイブ視聴申込は最下部にて👇)

 

単なる「業務効率化」ではなく、経営の意思決定スピードを高める戦略的な取り組みとは?

なぜ今、月次決算の早期化が重要なのか

 


「9ヶ月決算」という考え方

税理士の世界では「9ヶ月決算」という言葉があります。

これは、9ヶ月程度の実績をもとに年次決算を予測し、事前に対策を打つ**という考え方です。

月次決算が2ヶ月遅れでは、9月時点の数字が11月にしか分からず、決算対策の時間が足りません。
一方、月次決算が翌月10日に締まれば、10月初旬には9月までの実績が把握でき、残り3ヶ月で戦略的な対策が可能になります。

月次決算の早期化は、以下の効果をもたらします:

1. 経営面: 意思決定の迅速化、納税資金の事前準備
2. リスク管理面: 業務ミスや不正の早期発見
3. 効率面: 経理部門の生産性向上、属人化の解消
4. 対外面: 金融機関からの信頼獲得

 

しかし、ただ「早く締めろ」と号令をかけても、月末月初の業務が集中し、かえって残業が増えるだけ。。。

実現には 体系的なアプローチが必要なのです。

それでは  建設業を営む A社の事例を元に解説していきましょう。


経営者と経理部門、それぞれの悩み

売上規模20〜30億円、従業員50名の建設業A社。

重機管理や運送を内製化している強みがある一方、経理人材の確保に課題を抱えていました。

経営者の声
– 「利益予測を知って決算対策をしたいのに、2ヶ月遅れでは手遅れ」
– 「どの現場で利益が出ているのか、タイムリーに把握したい」
– 「内製化した運搬・重機管理は、本当に外注より有利なのか?」

経理担当者の声*
– 「月末月初は支払業務、経費精算、勤怠集計、給与計算が集中して回らない」
– 「請求書を手入力で転記する作業に膨大な時間がかかる」
– 「日々の社内外からの問い合わせ対応だけで時間が消える」

 


まずは問題の「見える化」から始める

A社では、まず全経理業務を業務フロー図で可視化しボトルネックを洗い出しました。

**問題1: 転記作業の重複**
– 納品書ベースで仕訳入力
– 請求書ベースで振込データ作成
– 結果的に同じデータを2回入力している

**問題2: システム間の連携不足**
– 販売管理、購買管理、会計システムがバラバラ
– 各部署から紙の書類が経理部に集中
– 手作業での転記が大量発生

**問題3: 月末月初への業務集中**
– 経費精算が月末締め → 月初に集計作業が集中
– 支払業務、給与計算と時期が重なり、パンク状態

 


課題の優先順位づけ

すべての問題を一度に解決するのは不可能ですので以下の基準で優先順位をつけて検討しました。

– **効果の大きさ**: 時間削減効果が大きいか

– **実現可能性**: 現実的に実行できるか

– **コスト**: 投資対効果は見合うか

 


具体的な改善策と実現効果

改善策1: 請求書受領のデジタル化

**効果**: 月間80時間の削減

改善策2: 支払業務の一本化

**効果**: 重複作業の解消、ミスの削減

改善策3: 経費精算の前倒し

**効果**: 月末月初の業務分散、給与計算との競合回避

改善策4: 会計システムの刷新

**効果**: 販売・購買データの自動取込、リアルタイム集計


改善の成果:2ヶ月遅れ → 翌月10日締めへ

A社の改善プロジェクトは、約6ヶ月で以下の成果を達成しました:

月次決算: 2ヶ月遅れ → 翌月10日締め
経理業務時間: 月間200時間削減
経営判断: 9ヶ月決算による戦略的な決算対策が可能に
副次効果: 浮いた時間で現場別収支管理の構築に着手

経営者からは「数字を見ながら経営できるようになった」、経理担当者からは「月末月初の残業が激減した」という声が上がりました。


改善を成功させる3つのポイント

ポイント1: 経営者と経理部門の目的を合わせる

改善ミーティングには経営者も参加し、「なぜ早期化が必要か」を共有することが重要です。
経理部門だけの効率化ではなく、**経営戦略としての位置づけ**を明確にしましょう。

ポイント2: 「見える化」で問題を共有する

業務フロー図やスケジュール表で現状を可視化すると、「なんとなく忙しい」が「ここに30時間かかっている」と具体化されます。
改善の議論が建設的になります。

ポイント3: 小さく始めて段階的に拡大

すべてを一度に変えようとすると失敗します。
「請求書のデジタル化から」「経費精算の締め日変更から」など、**実現可能な施策から着手**し、
成功体験を積み重ねましょう。


まとめ:月次決算早期化は「経営改革」の第一歩

月次決算の早期化は、単なる経理業務の効率化ではありません。

経営の意思決定スピードを高め、戦略的な経営を可能にする、会社全体の生産性向上プロジェクトです。

しかし、多くの企業が以下の壁にぶつかります:

– どこから手をつければいいか分からない
– システム導入の投資対効果が見えない
– 社内だけでは客観的な分析ができない

アクタスグループでは、税理士などの専門家と連携しながら、現状分析から改善策の実行支援まで、グループワンストップでサポートしています。

「いつか改善しよう」と思っているうちに、競合他社は着実に経営スピードを上げています。

今こそ、月次決算早期化に取り組む時です。具体的な改善手法、システム選定のポイント、導入事例の詳細については、ぜひウェビナー動画をご視聴ください。

実際のセミナーでは、さらに詳しい事例やシステム画面を交えながら解説しています。

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