これから訪れる冬に向けて、新型コロナウィルスやインフルエンザの感染拡大が予想される今、テレワークを導入する企業も増加の一途をたどっています。2020年5月~6月に行われた「テレワークの実施状況に関する緊急アンケート」ではテレワーク導入率が67.3%であり、従業員が多い企業の実施率が特に高い数値となっていました。
東京商工会議所 「テレワークの実施状況に関する緊急アンケート」
参考リンク:https://www.tokyo-cci.or.jp/file.jsp?id=1022367
しかし、テレワークにもメリット・デメリットがあります。
メリットとしては、
・生産性の向上
・コストの削減
・ワークライフバランスの実現
などがあげられます。
一方で、デメリットには
・テレワーク確保のための導入コスト・ルール整備
・社員教育(ITリテラシーの確保)
・社員の孤立化
などがあげられます。
■テレワークでの社内のコミュニケーション
テレワークを導入しない企業についてヒヤリングした結果、最も多い回答は「テレワークに適した仕事がない」(7割以上)などの業種に依存したものもありますが、その一方で「社内のコミュニケーションに支障があるから」といった業種に限らず発生するような課題も挙げられています。
総務省 「平成29年通信利用動向調査」
参考リンク:https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/pdf/HR201700_002.pdf
テレワークでのコミュニケーションについて、アクタスから「1on1ミーティング」をご紹介いたします。
・1on1ミーティング
1on1ミーティングとは、上司と部下が1対1で行うミーティングのことです。コロナ禍の今、直接顔を合わせて面談するのは「3密」の危険性がありますが、オンラインWeb会議であれば感染のリスクなく実施することが可能です。
部下と1対1で話す?
気を張らないと…
上司と1対1で話す?
注意されるかも…
上司との面談というと、ミスを指摘されるのでは?とヒヤヒヤと緊張した雰囲気になりがちですが、1on1ミーティングでは、部下が「話し手」となり、上司は聞き手に回ります。これまで行われてきた、いわゆる「評価面談」と異なるのは部下が議題を考え、会話を主導するという点です。
1on1ミーティングのメリットは気軽に話をできる関係を築くきっかけとなることであり、のびのびと業務で能力を発揮できるための環境作りに繋がります。
■1on1ミーティングのおおまかな流れ
1.事前準備
1on1ミーティングは進行役となる部下側が予め議題を決めておく必要があります。
15分~30分程度会話ができるような議題が必要ですが、必ずしも業務に直結する必要性はありません。
2.頻度
賞与面談などとは違い、週1回などのサイクルでの実施が推奨されています。
継続的に実施することにより、部下の悩みに即座に対応することができます。
1on1ミーティングの頻度を保つことで、より円滑なコミュニケーションに繋がります。
3.面談中
1on1ミーティングの目的は社員の育成やチームビルディングです。
上司は面談中、「傾聴」を意識して1on1ミーティングに臨むようにしてください。
また、リラックスして会話ができる環境を用意し、フランクな雰囲気で実施しましょう。
4.面談後
面談中の会話は必ず記録し、部下・上司ともに共有できるようにしておきましょう。
例えば異動の場合など、プライベートな内容については都度精査が必要ですが、
スムーズに異動先の上司に引き継ぐことで、適切なフィードバックを長期的に行うことができます。
■おすすめソリューション
テレワーク中に1on1ミーティングを実施する際におすすめのソリューションをご紹介いたします。
・Teams(日本マイクロソフト株式会社)
Microsoft 社が提供するコラボレーションプラットフォームです。
Microsoft 365を利用している場合、Teams用に特別なライセンスを取得する必要はありません。
Teamsは参加者同士でファイルの共有・更新を行うなど、様々な活用方法があります。
通話相手の画面制御機能もあるため、オンライン会議中にスムーズなやりとりを実現できます。
テレワークでの従業員ケア、メンタルヘルスについても是非お問合せください。
テレワーク導入サービス「テレ総務」でご解決いたします。