今回は引き続きHRテクノロジーの導入ステップについてお伝えします。
「クラウド化」の次に取り組みやすいのは、煩雑化している「労務管理業務の効率化」です。
「クラウド労務管理サービス」を活用することで、従業員自身がWeb上で必要書類のデータ入力や更新を行うこと、社会保険・労働保険手続きに必要な書類を自動作成すること、あるいはWeb上で各役所への申請を行うことなどが可能となり、担当者が費やしていた時間を大幅に削減することができます。操作も簡単で、初期費用や月額利用料も安価なサービスも多く、HRテクノロジーを導入したことのない企業が、もっとも取り入れやすい領域です。
出典・引用:(株)オービックビジネスコンサルタント社Webサイトより
また、行政の方でも手続コストを削減するために電子申請を進めており、大法人等に対する雇用保険・労働保険等の一部届出・申請・申告書の電子申請義務化を定めた厚生労働省令が公布されました。これにより大法人では2020年4月から一部社会保険手続の電子申請が義務化されます。最近のクラウド労務管理サービスでは、これらの手続きの電子申請にも対応しています。
その他にも、従業員との必要書類の受け渡しをWeb化することで効率化するという点では、勤怠管理や給与明細、年末調整なども可能です。